2003年2月27日(木)調理実習&試食
<水俣『きばる』の甘夏>を使って マーマレード・甘夏ピール・蒸し鶏とのサラダ

    皮まで食べたい『きばる』の甘夏
  『きばる』とは「がんばる」といったニュアンスの熊本弁。

 熊本のチッソ株式会社水俣工場が1930年代から40年近くにわたって排出した無処理の有機水銀により、健康被害を受けたかたたちが作る甘夏。生産者グループ名が『きばる』。

 体を蝕まれ、生活の糧だった漁場を奪われて、「陸での生計」を余儀なくされる。生産指導を受けた栽培で、農薬により更に体が蝕まれる。
「公害被害者が農薬をかぶりながら作った生産物を他人に食べさせる加害者になってはいけない」との思いで始められた極低農薬栽培(除草剤、防かび剤、殺菌剤は不使用)、ノーワックスの甘夏。

 被害者支援と安全な農産物の視点から生活クラブグループが提携。
マーマレード・甘夏ピール・蒸し鶏とのサラダ
調理実習&試食会
かんたん!マーマレード!!

◇薄皮(房)はペクチンたっぷり。
捨てるのはもったいない。

◇種も入れる
(ペクチンがたっぷり)

材料 

甘夏3ヶ 砂糖;甘夏の重さの70%
甘夏の種は、ガーゼなどに包む。
☆甘夏の実、皮、種、薄皮(房)全て使う。
☆シロップが多めのほうが美味しい。保存袋で冷凍保存も。1年は充分持つ。
作り方
@皮をたわしで洗う。4〜6に切り、3_幅に薄切り。塩水に30分さらす。A塩水をすすいで絞った皮をたっぷりの水に入れ、火にかけ5分沸騰させる。ザルにあげ、お湯を切りもう一度くり返す(皮が透き通るまで)。よく絞る。B甘夏の実を袋から外し手でつぶす。袋はざく切り。CBに種、1/2の砂糖を加え煮る。5分後、よく絞ったAと残りの砂糖を入れ、強い火で15〜20分煮立たせる。更に火加減をみながらしアクを取りつつ煮る。☆好みの濃度の手前で火を止める(冷めると固くなる)。
甘夏と蒸し鶏のサラダ

蒸し鶏をほぐして、セロリとレタス、ほぐした甘夏を加え、イタリアンドレッシングで和える。
今年の甘夏は、「裏の年」にもかかわらず、みずみずしくて、とても甘いです。
予約価格1s(3ヶ弱)300円。
花粉症の方に甘夏料理がおすすめ。調理中、アロマ効果か、症状がだいぶ和らぎます。
ゆでこぼした汁を別鍋にとり、沸かして蒸気をあげると呼吸がだいぶラクに。これは、風邪ひきがいるお家でも。お風呂のお湯に混ぜると、喉や鼻がスッキリしてきます。暖まるし、肌もしっとり。
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